1951-08-03 第10回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第6号
これも何百万人の者が行つて、それがどうなつて来たか、これについてはいろいろと新聞にも出たりしておりますが、こういうようなわけで、在外残留者生死、それから行方不明その他の数字というものは、誠にこれはつつけばつつくほど、誠に頼りないものが出て来ておるのであるから、そういう根拠に立つて先ほどのようなことを主張される。
これも何百万人の者が行つて、それがどうなつて来たか、これについてはいろいろと新聞にも出たりしておりますが、こういうようなわけで、在外残留者生死、それから行方不明その他の数字というものは、誠にこれはつつけばつつくほど、誠に頼りないものが出て来ておるのであるから、そういう根拠に立つて先ほどのようなことを主張される。
なぜこういうことを申上げるかというと、従来在外残留者の数というものはいろいろなものを使われて、そしてそれの確実性というものが問題になつてきたわけである。それであるからどうしても今発表されておる数字はどうも信憑性について疑問が多い。その点において私は全部発表をなさるべきだと思います。
○政府委員(田邊繁雄君) 在外残留者の問題でございまするが、実は引揚援護局といたしましては、帰つて来まして、引揚げて来る方の援護が主体でございまして、外地にどのくらい残つておるか、或いは死亡者がどのくらいあるかという問題は引揚援護局としては主管いたしておらないのであります。従つて私から答弁することをこの際差控えたいと思います。
「この数字の食い違いは事務処理上の誤りあるいは過大評価とするには余りにも大きすぎる」云々と言つて、そしてそのすぐあとのところに「在外残留日本人数に関する日本政府統計が信頼し得るものであつたことを証明している、」こういう裏づけまでちやんとしておる。あなたの言うような、ときと場合によつてどうのこうのというようなあいまいな問題ではないはずである。その点を私ははつきり聞いておるのです。
————————————— 本日の会議に付した事件 ○委員の辞任及び補欠選任の件 ○公共企業体労働関係法第十六條第二 項の規定に基き、国会の議決を求め るの件に関する件(右件に関し証人 の証言あり) ○庶務関係小委員の補欠選任の件 ○在外残留同胞の実情調査のための議 員派遣期間変更に関する件 —————————————
在外同胞引揚問題に関する特別委員長より、在外残留同胞並びに緊急定着援護の実情調査のため、千葉県、茨城県及び栃木県に穗積眞六郎君、岩本月洲君を、群馬県、埼玉県及び長野県に岡元義人君、紅露みつ君を、神奈川県、山梨県及び靜岡県に天田勝正君、池田宇右衞門君を、十二月二十五日より明年一月末日までのうち七日間、決算委員長より国有財産及び終戰処理費の処理状況並びに大阪府下における運輸省関係の決算の実情調査のため、
————————————— 本日の会議に付した事件 ○教育文化施設及び文財保護に関する 一般調査承認要求の件 ○在外残留同胞の実情調査のための議 員派遣要求の件 ○海外残留者留守家族に対する越年資 金支給に関する決議案の委員会審査 省畧要求の件 ○簡易保險及び郵便年金保險積立金運 用再開に関する緊急質問の件 ○自由討議に関する件 ○小委員長の報告 ○弔辞の取扱に関する件 ○公共企業体労働関係法第十六條第二
する調査 承認要求の件 ○長期欠席議員に関する件 ○山陰並びに九州地方における不法入 国問題の実情を実地調査のための議 員派遣要求の件 ○郵便事業用施設の整備復旧状況外三 件に関する実地調査のための議員派 遣要求の件 ○宗教団体の経営する社会事業の実情 等を実地調査のための議員派遣要求 の件 ○放送事業並びに無線通信業務の地方 における実情実地調査のための議員 派遣要求の件 ○在外残留同胞
政府におかれても去る四月四日、吉田総理大臣は、本議場においてその施政方針演説中に、在外残留同胞引揚促進に関して最も明白に決意を述べられ、本年中の引揚完了を強く期待しておられることは皆樣承知の通りであります。
○政府委員(田邊繁雄君) 只今倭島管理局長からお話になりました通り、外務省として在外残留一般邦人の調査をなさつていらつしやるし、引揚援護廳といたしましても特別未帰還者給與法の施行に伴いまして、いろいろと調査する必要があろうかと思います。これはそれぞれの必要から行いますので、ダブる点はできるだけ省きまして調願を加えて行きたいと思つております。
(拍手) 最後に私は諸君と共に、終戰以來四度迎うる嚴寒の異境に故郷を偲びながら過ごされつつありまする在外残留五十余万同胞に対しまして、心からその御健在をお祈り申上げる次第であります。留守家族の皆さんは勿論、全國八千万の同胞も亦ひとしくその御健在を祈念し、引揚の一日も速かならんことを念じておられると信じます。
しかしながら、最近の発表によりますれば、在外残留者はなお五十万を越えるといわれ、嚴寒の地に四度目の冬を迎えておられるのであります。最近のように寒さの身にしみるころは、私どもは、胸の詰まる思いをするのであります。この痛烈なる心境は、家族のものならずも、まつたく私どもが、右のような事情によつて胸をつかれるのであります。この残留の方々を待たれるところの家族の心境も、またしかりであります。
閣下 私ども日本國民は、連合軍当局のまことに時宜を制する諸般の御制策に深く信頼し、あらゆる努力をもつてこれに協力しつつある次第でありまして、在外残留者の引揚をめぐる諸問題についても、すでに種々御配慮を辱けなくしていることは、日本 國民のひとしく感謝しているところであります。
閣下 私共日本國民は、誠に時宜を制する諸般の御政策に深く信頼し、あらゆる努力を以つてこれに協力しつつある次第でありまして、在外残留者の引揚を繞る諸問題についても完全なる御認識を有せらるることは、私共が確信して疑わぬところであります。
シーボルト対日理事会議長に対する衆議院海外同胞引揚に関する特別委員会委員長の挨拶要旨案 一、まずもつて、在外残留同胞に対する対日理事会側の從來からの好意に満ちたお取計らいの趣旨が日本國民にいよいよ深く理解され、國民がひとしく抱いている感謝の心持が、引揚促進の大会や引揚者大会その他で、最近ますます明瞭に表明されている事実を感謝の念をもつて御報告申し上げます。
この間本委員会を一貫する雰囲氣について申し上げますれば、各委員とも、在外残留者その留守家族及び一般國民の痛切なる訴え、熱願をみずからの背に負い、ぜひとも本問題を解決せんとの熱烈なる御希望をもつて、きわめて熱心にこれらの問題につき討議し、あるいは政府を鞭撻し、あるいは直接関係筋に情を具申する等、その努力はまことに敬意を表せざるを得ないのであります。
○天野久君 在外残留同胞の引揚問題に関しましては、御承知の通り去る八月の十五日、本議場におきまして、その促進につき全会一致をもつて決議せられたのであります。その後も引揚の特別委員会その他において、それぞれ関係方面に対する陳情、懇請等の活動もなお引続いて行われておりますことも御承知の通りであります。
付託事件 ○在外同胞引揚促進及び引揚者の援護 更生に関する請願(第五号) ○ビルマ残留同胞引揚促進に関する陳 情(第三号) ○樺太残留同胞引揚促進に関する陳情 (第五号) ○南方残留同胞引揚促進に関する陳情 (第六号) ○南方残留同胞引揚促進に関する陳情 (第八号) ○引揚者、復員及び留守遺家族の救済 緊急対策に関する陳情(第十八号) ○在外残留同胞引揚促進に関する陳情 (第三十号)
付託事件 ○在外同胞引揚促進及び引揚者の援護 更正に関する請願(第五号) ○ビルマ残留同胞引揚促進に関する陳 情(第三号) ○樺太残留同胞引揚促進に関する陳情 (第五号) ○南方残留同胞引揚促進に関する陳情 (第六号) ○南方残留同胞引揚促進に関する陳情 (第八号) ○引揚者復員者及び留守遺族の救済緊 急対策に関する陳情(第十八号) ○在外残留同胞引揚促進に関する陳情 (第三十号) ○